今世間の注目を浴びている日本大学。
いい意味で注目を浴びていればいいのですが、今回は日大アメフト部の悪質タックルで注目されています。
ニュースやワイドショーでは連日大きく取り上げられていますね。
日大に在学中の学生さんにとっては今後の就活に少なからず影響を受けるのではないかと、少々心配しています。
日大生に限らず、悪い噂が広まっている学校は他にもあります。
今回は【悪評で話題になった学校に在籍している学生が就活を不利にさせないための心構え】についてのお話をしようと思います。
目次
なぜ今、日大が叩かれているのか?
今、日大(日本大学)が日本中で叩かれています。
ことの発端は2018年5月6日(日)に行われた、日本大学と関西大学のアメフトの交流試合であることはみなさんご存知でしょう。
日大のアメフト選手の一人が、関西大学のクォーターバックに明らかに試合の流れとは無関係なタックルをしたという出来事が始まりです。
世間では【日大アメフト部の悪質タックル】として連日メディアで取り上げられていますね。
当初単なる悪質なタックルとして悪質タックルを行った日大の選手が話題の中心になっていましたが、日を重ねるごとに日大アメフト部の監督の内田氏、コーチの井上氏の指示で悪質なタックルを行ったということが明らかになってきました。
そして翌日5月22日(火)に実行した日大アメフト選手が実名顔出しで異例の記者クラブでの謝罪会見を行い、出遅れた事を取り戻すかのように翌日に監督とコーチが日大内で緊急会見を行いました。
しかし、監督とコーチの会見は選手のそれとは全く異なるいわゆる”弁明会見”。選手の言ったことは事実と違うという内容で、司会の米倉氏も火に油を注ぐ始末。
ネットでは大炎上。
日大は完全に世論を敵に回す結果となりました。
興味がある方はYouTubeなどで観ることができますが、ある意味閲覧注意です。
日大:「地に落ちません!」
私 :「完全に落ちました」
日大の弁明会見で司会の米倉氏の一方的な進行に、ある記者から「日大は地に落ちるかもしれない」と発言。
これに対して米倉氏は「落ちません!」と即答しましたが、私は日大の弁明会見を観て「日大は完全に地に落ちた」と思いました。
恐らくそう感じた人は私以外にもいるでしょう。
日大は一体何が悪かったのか
ここまで世論を敵に回す事態に発展した理由は一体何が原因なのでしょう。
原因はたくさんありますが、個人的には大きく3つの原因があると思っています。
1、日大の初動の遅さ。
悪質タックルが行われたのは5月6日です。
その後ワイドショーで話題となりましたが、日大はそれに対して全く事態の経緯を説明することは一切していません。
監督へのインタビューでも全く明言がありませんでした。
初めて日大が動いたのは2週間以上経った5月の23日。
その間日大側は全くといっていいほど何もアクションを起こすことはなく、選手が実名で会見を行った後、日大側は慌てるように会見を行いました。
もちろん、タックルを行った選手に対してもです。
明らかに事態の収束をはかる為の説明責任を放棄していたのが世論の反感を買ったと考えます。
2、学校が選手(学生)を守らない。
4年制の大学では多くの学生が在学中に成人します。
大人の仲間入りをしたので、全ては「学生の自己責任」と思うかもしれませんが、在学中は生徒です。
もちろん学校以外のことに関しては一部は自己責任になるかもしれませんが今回の悪質タックル事件は日大の部活動での出来事です。
学校の活動での出来事なので日大側は全く責任がないということにはなりません。
それにも関わらず日大側は「選手の自己判断で悪質なタックルを行った」というスタンスでした。
これはあまりにもひどい話です。
自己判断の前に監督の指示があったからこそ選手はその行為を行ったのではないでしょうか。
3、真実を語らず保身に走る。
5月23日の日大の弁明会見をご覧になった方はあの会見を通じてどのような気持ちになったでしょう。
私は内田監督と井上コーチ、そして司会の米倉氏に憤りを感じました。
監督は「指示をしていないしタックルの瞬間を見てもいない」
コーチも「指示をしていない。潰すように言ったが怪我をさせろとは言っていない」
などと、自分達を擁護するような発言ばかりで「こいつら本当に指導者なのか?」と思ってしまうほどです。
「自分(たち)は悪くない」
というのであれば、どうして自分たちの”たち”に選手を入れられなかったのでしょうか。
23日の日大の会見を見てm保身に走る監督、コーチそして大学側の考えが浮き彫りになったと思います。
日大は生徒を「金のなる木」「捨て駒」として見ていたのではないかと感じてしまいました。
日大生は少なからず影響を受ける
今回の悪質タックルについてはアメフト部員、監督、コーチ陣だけが何かしらの影響を受けると思っているでしょうがそんな事はありません。
在学中の生徒も今後の就職活動に影響を受ける可能性はあります。
それはなぜかというと、
たとえ【日大の一部】で起こった出来事であっても、一部の人は【日大の出来事】という目で見てしまうからです。
「日大の部活動では下の者を切り捨てるのが当然」
「日大は完全な縦割り社会」
というイメージがついてしまう可能性があります。
人は「スキャンダラスな情報や悪いイメージの方が印象に残りやすい。話題にしやすい」という傾向にあります。
なので監督やコーチの発言、日大側のスタンスにフォーカスされてしまい、そのイメージが長く尾をひくことになります。
これが今後の就職活動に影響を及ぼす可能性があるのです。
就職活動や転職活動で面接官から
「あ〜。あの(悪質タックルの)日大ね〜」とか
「日大は実際に(日常的に)あんな感じなの?」
と言われるかもしれません。
今回の出来事をきっかけに”いい意味での日大””日大ブランド”はなくなってしまったといっても過言ではないでしょう。
彼は自身の行った行為の責任として実名顔出しで会見に望み全容を明らかにしました。
彼のとった行動は日大のそれとは違い、まさにスポーツマンとして漢らしい行動だったと思います。
もし日大生の面接をする企業の方がこれを読んでいたら、日大の不誠実な行動や言動ばかりにフォーカスしないで、日大の選手の誠意ある行為にフォーカスしてほしいものです。
在学中に学校の悪評が出てしまった場合、就職活動を不利にしないためにあなたがやるべきこと。
今回は日大アメフト部の悪質タックルを例に話をさせていただきましたが、日大以外でもこのような悪評がたってしまう可能性は十分にあります。
「渦中の人じゃないから大丈夫」
「卒業してるから無関係」
とあなたが思っていても、まわりはそのように考えていないかもしれません。
少なくとも今回の出来事は日大にとって大きなマイナスになってもプラスになる事はありません。
なので今後の就職活動や転職活動に支障が出るかもしれません。
出来事からあなたが学んだ教訓をどう活かすかをしっかり持っておく
万が一あなたの在籍している学校や卒業した学校で事件が起こったら、決して他人事とは考えないようにしましょう。
今後に影響が出てしまうという風にマイナスに考えてしまうかもしれませんが、逆にチャンスでもあります。
なぜなら「あなたにとって身近な出来事」なのでメディアからの情報だけではなく、あなた自身が体験できる環境でもあります。
学校の悪評や事件があった時はマイナスに働いてしまいがちですが、あなたがその身近な出来事を経験して、「何を教訓になったか?今後自分にどう活かせるか?」といった考えを持っているだけで、就職活動をプラスに持っていくことも可能です。
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