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ネイリストとはどんな仕事なのか？
「ネイリスト」とは、人の爪を美しくするお手伝いをするスペシャリストのこと。
この言葉を聞くと、”爪のアートデザインをする人”という印象が強いと思います。
しかし、実際に行われるサービスとしては爪のお手入れや修理の方が多いです。
爪そのものが美しくないと、そこにデザインを行っても美しさが半減してしまいますし、装飾のせいで爪がもっと傷んでしまう可能性も高いからです。
このように、”ネイルアート”に加えて”ネイルケア”の２つが主な仕事内容となっています。
技術面も大切ですが、ネイリストの仕事は、お客様のお悩みやご要望をヒアリングすることからスタートしていきます。
具体的に「こんな風にしたい」と要望が固まっていない方もたくさんいらっしゃいます。そんな時には、会話の中から好みの色やデザインを聞き出し、こちらから提案していきます。
施術が終わり、ご満足いただけたら終了。簡単なハンドマッサージなどを行う場合もあります。
ネイリストの平均的な給料は？年収は？
ネイリストの給料や年収を考える際大切なのが、未経験者なのか経験者なのかということです。
雇用する側としても、経験の有無は給料に直結します。
まず、未経験者の場合ですが、この場合には、アルバイトやパートなどの非正規雇用スタートになるケースが多いです。
サロン側としても、技術がどの程度まで向上するのか分からないという点が大きいと言えます。
時給としては800円～1000円前後が相場です（首都圏の場合）。
1日8時間勤務で20日働いたとしても、月給12万円～14万円に留まるということになります。
次に、経験者の場合ですが経験者だと正社員で雇用してもらえるケースが多く、月給15万円～20万円前後が相場となります。
正社員だとキャリアアップが可能な場合も多く、店長クラスになると月給30万円程度が相場になります。
また、歩合で稼げる店舗もあり、どれだけ指名をもらえるかによって給料が変動する場合もあります。
ネイリストのやりがいや大変な部分とは？
お客様が喜んでくれた時が、ネイリストとしてやりがいを感じる瞬間です。
デートや結婚式など特別な日に向けたネイルをしにいらっしゃるお客様もたくさんいらっしゃいます。
お客様の大切な思い出のために仕事ができるというのはとても喜びを感じます。
また、ネイリストは独立など様々なキャリアアップが目指せる職業です。
そのため、常にスキルアップや新しい施術方法などを学ぶモチベーションを保つことができます。
一方で、お客様や職場の人とのコミュニケーションが大変なこともあります。
ネイルは安いものではないですし、競合企業も多いため、満足頂けないと再度来店いただくのは難しいです。
ご要望が不明確な場合には出来上がりまでとても不安な気持ちになります。
また、小規模な店舗が多いため従業員同士の相性も大切。
女同士で皆ライバルなので、緊張感がある店舗も多いです。
ネイリストになる為に資格は必要？
美容系の職業として一般的な美容師には国家資格があり、無資格ではなることができません。
しかし、ネイリストには国家資格がないため、その気になれば誰でもなることができます。
専門学校を出ていない人や、ネイルの現場で働いた経験がないという人でも、「アルバイト」や「アシスタント」の形から採用してくれるネイルサロンも存在します。
しかし、競争が激化しているネイルサロン業界。人材を教育する余裕がないため、できれば経験者が欲しいというのが企業側の本音です。
より良い条件でネイリストとして働くためにも、民間資格である「JNECネイリスト技能検定」「INAネイルスペシャリスト技能検定試験」などのネイリスト資格を取る方が賢明だと言えるでしょう。
知名度が高いのは「JNECネイリスト技能検定」です。
実技試験は厳しめの試験ですので、実技対策のある通信講座などを利用しながら勉強していきましょう。
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