あなたが思っている以上に世の中には色んな職種が溢れています。
転職活動を行っていると、あなたのこれまでの職歴とは全く繋がりのない仕事が気になる事もあります。
あなたが今までとは違う仕事に就きたいと強く思って応募した場合、企業側としてはあなたは”未経験者”となりますね。
場合によってはあなたのこれまでの知識や経験がゼロになる事もあります。
未経験の職種への転職は企業にとってもあなたにとってもリスキーな場合が多いです。
「興味があるから応募してみよう」と安易に考えてしまうのは少々危険です。
今回は未経験の職種へ転職したい方に知ってもらいたい【異業種転職の現実とポイント】について紹介します。
特に30代、40代の方は今後の人生に影響するといっても過言ではありませんのでしっかり考えておきましょう。
目次
「未経験」で転職するとはどういう事なのか考えよう
転職を考えるサラリーマンが「未経験」の分野に飛び込むという事は、経験を積んだ仕事を捨て、また一から修行する事になりますので、周りから見て馬鹿げた選択のように思えます。
ですが本人にとっては真剣に考えている事なので未経験の業種・職種への転職は相当の決意がない限り選択肢として出てきません。
【自分のやりたい仕事、打ち込める仕事が見つかった】と感じる方もいるでしょうが、現実的にはいろいろな問題も発生します。
一番多いのが年収です。
まず給与は下がると思っておいた方が良いでしょう。
キャリアアップを目指しての転職とは違い、未経験の場合は再スタートになる事がほとんどです。
つまり”初心者”と同じ扱いになる事が多いので、その分給与も新人と同じくらいからのスタートになるでしょう。
前職で昇給してある程度安定した収入があったとしても、前職のスキルが活かせなければ、応募先の企業にとっては同じ給与を支払う事は無いでしょう。
前職の基本給が転職先よりも低い場合を除き、未経験職種への転職は給与が下がると考えておくのが無難です。
また、未経験者の採用は企業としても仕事を教える事が必要になってきます。
企業から見れば転職者に求めるスキルは「経験」です。
その業界の経験者であれば仕事を指示しなくても的確に結果を出してくれる「安心感」があるから経験者を採用するのです。
「未経験」の転職は余程の理由がなければ採用は難しいでしょう。
仮に採用されたとしても、あなたの役職・立場は間違いなく下がります。
年下の上司に頭を下げる毎日。前職とやり方が違って戸惑い、ミスをするでしょう。未経験者と馬鹿にされる事も多いはずです。
未経験の仕事に就くという事は本当に一からやり直す事になるので、収入面や立場的にも白紙に戻す覚悟が必要です。
もし気持ちが揺れているのであればもう一度転職を考えなおしたほうが良いです。
【それでもやりたい仕事に就きたい】
そんな覚悟をもって新しい世界へチャレンジする決意をしたあなたにはこれらの現実はすでに理解されているでしょう。
自分を十分見つめ直し「自分はこの世界で生きていきたい」と心底思っている方は、すぐにでも転職すべきです。
それがたとえ「未経験」でも、あなたは立派に成長する事ができるでしょう。
自分の”何が未経験”なのかを考えて、転職の可能性を探る
そもそも未経験とはどういう状態なのでしょうか？
「業種」「職種」もしくは両方とも未経験かもしれません。
業種のみが異なる場合、あなたのポテンシャルは十分発揮できます。
例えば、出版社で編集をしていた人が映画会社・制作部へ転職したとします。
スケジュールのブッキング・資料の整理・広告会社への発注や管理など映画での仕事が未経験のあなたは悪銭苦闘の毎日です。
しかし、社会人として出版社で仕事をしていた業務内容が生きるはずです。扱う対象が違うだけで人・モノ・金の管理は共通した考え方で問題ないはずです。
転職の際にも優位性＝強みをしっかり伝えられるでしょう。
職種が異なる場合、転職する職種の特異性によって大きく状況が異なってきます。
例えば営業マンが医者になる為には相当の努力が必要でしょう。それと同じです。
ですがソフトウェアエンジニアになるのは少しハードルが下がります。営業マンならパソコンは使いこなせます。
後はプログラム言語を学ぶ必要がありますが、今の時代フリーでいくらでも学習できます。作りたいソフトウェアを自力で作成してアピールする事ができます。
どちらにしても堅い意志で決断した転職です。夢にまでみた業界で働けるのですから、モチベーションは相当高いはずです。
あなたの意志を受け止めてくれる会社もきっと見つかります。
未経験の業種・職種への転職を目指す為の究極の方法
未経験業種への転職は同じ業種の転職よりも難しく、時間がかかる場合がよくあります。
それでも1日でも早く希望の業種に就きたいのであれば、次の2つの方法を紹介します。
これは私自身が過去に実際に行った荒業ともいえる方法ですのであまりお勧めしませんが、本当に短期間で転職を成功させたい方には良いかもしれません。
宣言をする
異業種でやりたい仕事が見つかり、本気でその業種に転職したいと考えているのであれば、周囲の人（同僚以外）に宣言するのがおすすめです。
（職場の同僚は絶対にＮＧです！）
「もう今の業種とはおさらば」
「この業界で仕事をする」
という強い意志を宣言するのです。
誰かに宣言する事によって、自分の逃げ道を塞ぐのです。
必死で学ぶ
異業種への転職は未経験なのでうまく行かない事があります。
いくら周囲に宣言していても途中で心が折れそうになる事もあります。
ただ単に未経験者のまま転職活動だけを行っていても平行線のままになりますので、あなたが就きたい業種についてとにかく勉強する事をおすすめします。
その業種で必要なスキルは何か？有利になる資格があるのであれば、仕事を探しながら資格取得の勉強を始めるのもいいでしょう。
「今の仕事をしながらだと勉強する時間ができない」
と思った方は異業種への転職は諦めた方が良いです。
本当に異業種へ転職したいという強い意志があるのであれば、時間はいくらでも作れます。
異業種へ挑戦する事は他の転職者よりも不利だと考えてください。
何もしない未経験者が経験者にかなうでしょうか？
毎日１時間でも資格取得の勉強をコツコツ行っているだけでも違ってきます。
必死で学ぶ事は未経験者にとって必要不可欠です。
未経験の仕事に転職しなければならない理由
一生の仕事を１つに決め、経験を積み地位を掴み、50歳過ぎたら後任に教育をして引退後はのんびりと過ごしたいと思っている人は多いでしょう。
実際現代社会は65歳程度で定年となりますから、そのようなシナリオになるのは当然と思います。
誰も好き好んで茨の道を進みたいとは思いません。
異業種に転職する事を考えた方は、少なくともその業種に魅力があったからこそだと思います。
自分の好きな事、興味のある事を一生の仕事に出来る人は約４割程と言われています。
その４割に入ることができれば、以降あなたは充実した人生を送る事ができるのではないでしょうか。
その為には早い段階でその業種に就く事が大切です。
もうすぐ定年を迎える年齢になって「こんなはずじゃなかった」と後悔しない為にも、いま必死で転職活動する事が将来自分の為にもなるのです。
「そろそろ転職しようかな…」
「いつかは転職したい…」
そう思っていても、今の仕事が忙しくて休日はクタクタ…。
「転職したくても疲れきっていて気力がない…」という人はいませんか？
「転職活動が大仕事」という人はぜひ”転職エージェント”を上手に活用しましょう。
転職エージェントはあなたが”天職”に就くためのマッチングのプロです。
どんなに疲れていてもエージェントはあなたにあった仕事を見つけてくれますので、転職活動が大仕事になっている人は転職エージェントを活用して転職を成功させましょう。
転職エージェントを初めて利用する人はなにかと不安も多いかもしれませんが、ぜひ当サイトの記事を参考に転職を成功させてください。
当サイトでおすすめしている転職エージェントも下の記事で紹介しています。
こちらは多くの求職者に人気の大手の転職エージェントですので、初めて転職する方向けとなっています。
