今回は転職活動の面接で最低限おさえておいてほしい【面接の超基本マナー】を紹介したいと思います。
なぜこのような基本的なマナーについて紹介するのかというと、転職活動中の方の面接のマナーがひどい人が意外と多いからです。
社会人経験の浅い２０代の方は就職活動時の面接に事を覚えているようで、あまり目立つ事はないのですが、社会人経験が長くなる３０代以降の方は学生当時の事を忘れているのか、マナーが全くなっていない方が時々います。
私が過去に面接した方で印象（悪い方）に残っている方は、私よりも年上の方（３０代後半）でしたが、それはひどいものでした・・・。
面接の時間を遅刻してもなに一つ連絡もなし。遅れて到着してもお詫びの一言もなし。
極めつけが、面接でまさかのタメ口。
私もさすがにビックリしました。
「こんな人に時間を割くのがもったいない・・・。」
そう思い１０分で面接を終わらせ、その日のうちに不採用の手紙を送りました。
あなたが本気で転職を考えているのであれば、今回紹介する面接に挑む方の基本的なマナーだけはおさえておいてください。
目次
面接の前日までに準備しておくべきもの
まず面接までに準備しておくことをお伝えします。
これはある意味、面接当日よりも一番重要になってくるので、しっかり準備するようにしてください。
まずは服装です。
男性の方はこちらの記事で詳しく紹介していますし、女性の方の服装の基本も【女性向け】女性の転職で気を付けたいスーツの基本で紹介しています。
少しおさらいになりますが、スーツや私服など、業種にもよるので一概には言えませんが、一番大事なのは清潔感です。
人間の印象は出会って10秒で決まると言われていますから、初対面での面接の場合は服装は一番大事なポイントになります。
季節に合った服装か、シワはないか、洋服だけでなく、靴下や靴もチェックしておきましょう。
面接となると洋服には気を使う方がほとんどですが、見落としがちなのがベルトや靴、靴下ですから、こちらも場にあったものを選んでください。
特に面接官は靴をよく見ます。
なので靴に汚れがないかをしっかり確認しておきましょう。
日ごろから靴が綺麗な人は、細かな所に気付く傾向があります。
逆にその場だけ取り繕う人だととボロがでやすいので、忘れないようにしてください。
清潔感のある服装を嫌う人はいないので、そういった服装をすることが面接するマナーとなります。
転職の場合だと、つい日ごろの出社している服装で面接してしまいがちなので、靴やベルトにまで注意してください。
そしてスーツの男性だと靴下は、立っていると見えにくいですが、座るとよく見えてしまいます。
女性もストッキングなど伝線が入っていないか注意し、念の為に変えのストッキングも持参しましょう。
面接官は本当に細かい場所にまで目を光らせていますから、必ず面接当日までに、服装は完璧に準備しておきましょう。
面接当日のマナー（到着時間のマナー、遅れそうな時のマナー）
基本的に面接会場への到着時間は、約束時間の10分ほど度前に到着しているのがベストです。
早ければ早いほど良いと考えている人もいるかもしれませんが、面接官もギリギリまで仕事をしている事が多いので、早く行きすぎるのも迷惑になってしまいます。
いくら面接官も相手を待たせていると思うと気が焦ってしまうので、そんな負担をかけないような気遣いも面接でのマナーになります。
かといって時間にぎりぎりだと良くは思われないので、10分くらい早めに行くほうが良いです。
なるべく余裕をもって現地の近くまで行き、カフェなんかで時間をつぶすなどすれば、自分自身も落ち着くでしょう。
そして遅刻しないのは当たり前のことですが、どうしようもない理由で到着時間が遅れてしまう場合もあります。
そんな時は早めに連絡を入れるようにしましょう。
電車が遅れてしまったり、具合が悪くなってしまったり…大事な日に限って起こることもあるので、何かトラブルが起こったらすぐに連絡を入れることをオススメします。
「〇〇で、もしかしたら遅れてしまうかもしれません」と前もって一言伝えておくだけであなたの誠実さが伝わります。
仮に無事に間に合ったとしても「しっかりと連絡のできる人」と好印象を与えられます。
遅刻してしまうのは事情によっては仕方がありません。
ですのでその時大事なのは、「起きてしまったことをいかに対処できるか」です。
できるだけ早く対応し連絡を入れるようにしましょう。
社会人の基本”報・連・相”でもあります。
面接会場のマナー（受付、控室でのマナー）
無事に面接会場についても気を抜いてはいけません。
ここからが本番です。
受付ではしっかりと「名前と面接にきたこと」をハッキリと伝えましょう。
会場に着いた時からすでに面接は始まっています。
受付の人だからといっても、その態度も見られている場合もあります。
受付に態度や印象はどうだったかなどのチェックリストが設けられている場合もあるので、社内で出会う人間は全て面接官だと思って接してください。
丁寧にハキハキと発言することで、好印象を与えることができます。
そして控室でも同様です。
面接の場だけでなく控室での様子もチェックされている場合があるので、姿勢を正して背筋を伸ばして待機していましょう。
複数人が待機している控室の場合、稀ですが社内の人がまぎれていて態度をチェックしていた…なんてこともあるので、気を抜かないようにしてください。
慌てずに落ち着いて、姿勢良く待っていれば大丈夫です。
面接～退室までのマナー
まず面接室に入るまでに、ノックをしましょう。
そしてドアを開け、まずは「失礼します」と一言いいましょう。
そして軽く一礼し、ドアを閉めます。
この時の注意としては、ドアを閉める時に腕だけで閉めてしまわないようにしてください。
体の向も変え振り返ってドアを閉めるようにしましょう。
そして用意されてある自分の席の隣へ行き、まずは挨拶です。
「本日はお忙しい所お時間を頂きましてありがとうございます。〇〇と申します。よろしくお願いします。」
など、お礼と挨拶を伝えます。
すると座るように促されますので、そこで初めて席に着席してください。
間違っても、すすめられる前に座らないようにしてくださいね。
そして無事に面接が終わったあとは、面接していただいたお礼をつたえます。
特にかしこまらなくても良いので、「ありがとうございました」と言い、軽くお辞儀する程度で大丈夫です。
そしてドアの前にいってから振り返り、また軽くお辞儀をし、退出しておしまいです。
ここで一つ注意ですがお辞儀と挨拶やお礼などの言葉は同時にしないようにしてください。
よくある過ちが、「喋りながらお辞儀をする」ことです。
「発言してからお辞儀をする」ことに注意をしてください。
面接の場合は、細かなマナーやルールなどがあり大変ですが、それらを上手にかわすとすんなりと内定をもらえるかもしれません。
やれば誰にでもできることなので、意識して臨んでください。
最後に：転職活動の面接は謙虚な態度がベスト
冒頭でも述べていますが、社会人経験が長くなると勤務先ではある程度の立場に立っている方も多いでしょう。
現職の職場ではどんなに偉くても、通常の転職活動では関係ありません。
面接官はあなたの能力を見極めると同時に「一緒に働きたいかどうか」も見極めています。
そんな面接で横柄な態度やマナー知らずな行為をしてしまうとあなたの評価ががくんと下がってしまいます。
また、転職活動の面接は面接官だけに丁寧に接すればいいというわけではありません。受付の方や従業員の方はもちろん、サービス業への転職であれば来店中のお客様にも気を遣うべきです。
そして面接会場前から、会場を後にするまで気を抜いてはいけません。
「家に帰るまでが遠足」
というように面接も「家に帰るまでが面接」と考えるくらいがいいです。
私は某パチンコ店で面接を担当していた時は、店内のカメラ（パチンコ屋さんはものすごい数のカメラがあります）で、来店から退店までを観察し、受付のカウンタースタッフの方の印象も合否の判断基準にしていました。
パチンコ店で働いていた時に実際にいた面接希望者の方で一番印象に残っているのは、ウソみたいな本当の話なのですが、既に面接時間の１時間前に来店して店内で遊んでいて、時間になったら休憩にして面接を受けた人もいました（面接後もそのまま遊んでいました）。
自店で遊戯してくれるのはありがたいですけど・・・複雑な心境でした(笑)
あなたが面接に臨む時のマナー。自信を持って大丈夫といえますか？
「そろそろ転職しようかな…」
「いつかは転職したい…」
そう思っていても、今の仕事が忙しくて休日はクタクタ…。
「転職したくても疲れきっていて気力がない…」という人はいませんか？
「転職活動が大仕事」という人はぜひ”転職エージェント”を上手に活用しましょう。
転職エージェントはあなたが”天職”に就くためのマッチングのプロです。
どんなに疲れていてもエージェントはあなたにあった仕事を見つけてくれますので、転職活動が大仕事になっている人は転職エージェントを活用して転職を成功させましょう。
転職エージェントを初めて利用する人はなにかと不安も多いかもしれませんが、ぜひ当サイトの記事を参考に転職を成功させてください。
当サイトでおすすめしている転職エージェントも下の記事で紹介しています。
こちらは多くの求職者に人気の大手の転職エージェントですので、初めて転職する方向けとなっています。
