コロナウイルスによる非常事態宣言が5月末まで延長になりました。
非常事態宣言が延長され、引き続きテレワークを余儀なくされる方もいるでしょうが、
「在宅勤務ができない…」
「コロナ感染の可能性と常に隣合わせで精神的に限界…」
「コロナの影響で仕事が増えた…」
「収入が減った…」
とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
コロナウイルスの影響で日常生活が制限され、精神的にも疲弊していると思います。
そんな時に仕事のストレスやコロナ感染の可能性といった不安が追い討ちをかけて、思わず『今すぐ仕事を辞めよう』と思ってしまうかもしれません。
ですが、いまこのタイミングで勢いだけで仕事を辞めてしまうのはあまりおすすめできません。
・コロナウイルスの感染リスクが高く不安で働けない。
・収入減で経済的に不安がある。
方向けの内容となっています。
目次
コロナの影響で仕事を辞めると決めてしまうケース
おそらくほとんどの人がなんらかの形でコロナウイルスが仕事にも影響しているでしょう。
中には「今すぐ仕事を辞めたい」と考えている人も少なくありません。
どうしてこのタイミングで仕事を辞めようと考えてしまうのでしょう。
まずはコロナの影響で仕事を辞めたくなってしまう3つのケースについて考えてみましょう。
1、経済的に不安を感じてしまう。
よくあるケースではやはり経済的に不安を感じてしまい、仕事を辞めようと考えてしまうケースです。
ニュースで取り上げられている”飲食店の経営難”。
外出自粛、営業時間短縮の要請によって「大幅な売上減」という問題に直面します。
すると経営者は従業員の労働時間を削減して、少しでも人件費を抑えようとします。
人件費の削減は企業としてよくある方法ですが、もちろん給与が減額になった従業員は「生活できないので別の仕事を探す」という結論にいたります。
こんな負のスパイラルは中小企業や飲食、観光業を中心に実際に起こっています。
2、常に感染リスクと背中あわせ。
常に高い感染リスクにさらされている人は精神的に疲弊しています。
メンタルが疲弊すると、自暴自棄になりがちです。
そこに追い討ちを描けるように収入減や低賃金での労働となると、「感染リスクに見合わない仕事」と考えてすぐに辞めるという決断をしがちになります。
例えば、コンビニやスーパーの店員といった”サービス業”に従事している人は、不特定多数の人と接するので感染リスクが常に高いといえます。
中にはフェイスシールドや手袋をして業務を行っているところもありますが、安全は確保されていないのが現状です。
また、これらの職種は基本的に低賃金なので、収入が減ってしまうことで「経済的不安」も生まれてきますので、”感染リスク+経済的不安”が原因で仕事を辞める人もいます。
私の嫁の勤務先(ホームセンター)では実際に主婦さんが数名辞めたそうです。
3、コロナの影響で仕事の負担が増えた。
前述したケースでは”経済面での不安”や”感染リスクの恐怖”が原因で仕事を辞めようとするケースですが、逆に”コロナの影響で忙しくなりすぎてしまい辞めたくなる”といったケースです。
コロナの影響で繁忙になった代表的な業界といえば”物流業界”です。
では、どうして物流業なのかをわかりやすく説明していきましょう。
2020年の2月に世間を騒然とさせた”紙製品の買い占め騒動”は記憶にも新しいのではないでしょうか。
メディアでは「紙製品が店頭から姿を消した」と大々的に報じていましたが、これは紙製品自体の在庫は十分に確保されているにも関わらず、それを運ぶ物流業会の慢性的な人員不足が相まって”商品が入らなくなる”と世間が騒ぎ立てたからです。
そうなると、物流を回さないと不安は解消されませんので、トラックの運転手さんの業務が激化します。
トラック運転手は休日返上、休みなしで働くので体力的に限界を迎え、限界を超えた一部の人は仕事を辞めてしまい、物流業界の人員不足に拍車がかかってしまうのです。
また、外出自粛によりネット通販の利用者が急増しています。
当然ですがネット通販で購入した商品を届けるのも運送業界で担っています。
ですがドライバーの人員にも限りがありますので、地域によっては普段よりも配達件数が激増し、ドライバーへの負担に直結してしまっているところもあります。
コロナウイルスの恐怖が原因で仕事を辞めるのはNG
前述したように、コロナウイルス感染の恐怖に怯えながら働くことは精神的に大きな負担になります。
感染リスクと隣合わせの仕事をしていると、当然「仕事を辞めたい」「今の仕事を辞めると感染の恐怖から開放されるのでは?」と思いがちになる方もいるでしょうが、果たして本当に仕事を辞めることで解決できるのでしょうか?
結論から申し上げますと、コロナウイルスが原因ですぐに仕事を辞めてしまうのはNGです。
どうしてNGなのかは次に紹介していきましょう。
1、結局、コロナウイルスの感染リスクはつきまとう。
コロナ感染のリスクが高い職場や職種で働いていると、「家族や友人に感染させてしまうのでは?」と不安になっている方も少なくないでしょう。
だからといって仕事を辞めることで、感染リスクを回避できるかといえばそうではありません。
確かに感染リスクは多少変わるかもしれませんが、日常生活でも感染リスクはつきまといます。
多くの職場では感染の予防対策を行っています。
まずは職場や家庭での予防対策をしっかり行い、職場や家庭以外での人との接触を極力避けることを意識して事態の収束を待つのがおすすめです。
2、感染リスクに合わせて経済的不安がのしかかる。
コロナ感染リスクが原因で仕事を辞めた場合、自己都合の退職になります。
自己都合の退職の場合、失業保険の支給は3ヶ月先になりますので、経済的な不安要素というのも新たに出てきます。
転職先を見つけずに勢いで仕事を辞めてしまうと、「経済的不安」「コロナ感染の不安」というように、ダブルで不安が襲ってきます。
当然、転職先がない場合は「将来への不安」というのものしかかってきます。
3、すぐに転職できると思わない。
新型コロナの影響は転職市場にも大きく影響しています。
ですので安易に「辞めてもすぐに転職できるだろう」と考えるのは危険です。
新型コロナウイルスの感染拡大による雇用への影響が鮮明になってきた。
厚生労働省が28日発表した3月の有効求人倍率(季節調整値)は1.39倍で前月から0.06ポイント下がった。
2016年9月以来、3年半ぶりの低い水準となった。
総務省が同日発表した3月の完全失業率(季節調整値)は2.5%で前月から0.1ポイント悪化した。
引用:https://www.nikkei.com
ハッキリいってコネがある人以外は安易に仕事を辞める選択をしないように、慎重に行動しましょう。
仕事を辞めなくても解決できる方法を考えよう
コロナ感染リスクが不安で仕事を辞めてしまうより、まずは辞めずに不安を解消できる方法を考えてみましょう。
出勤日数を減らす。
出勤日数を減らすことができる職場であれば、収束まで出勤日数を減らしてみるのも一つの方法です。
有給を消化することができれば、収入が極端に減ることもありませんので、会社に交渉してみるのもいいでしょう。
国の支援を受ける。
強いストレスを抱えて仕事を続けるのが難しい場合は、休職という選択肢もあります。
しかし、休職した場合は賃金が発生しませんので、生活が困難になるという不安が出てきます。
経済的不安を解消する手段として、国や市町村の支援制度、給付金や助成金を活用するのもおすすめです。
助成金などは特別措置として、無利子無担保で借りられる制度もありますので、これらの精度を利用して経済的不安を解消することもできます。
新型コロナウイルスによる支援情報はこちらをご覧ください。
仕事を辞めるならコロナ収束後を目標に活動しよう
新型コロナの影響ははかり知れず、いまだに収束の兆しが見えないので不安になっている方もいるでしょう。
医療業界や接客業などに従事している方は常に感染リスクにさらされている為、仕事を辞めてでも感染リスクを回避したいと思っているかもしれません。
ですが、勢いで仕事を辞めてしまうと今度は”経済的不安”という別の問題、ストレスが待っています。
それでも「すぐに辞めたい!」と思っているのであれば、まずは働きながら転職活動をする事をおすすめします。
コロナの影響は転職業界にも大きく影響していますので、すぐに転職先が決まらない可能性がありますし、こちらの記事で説明していますが今経済は全体的に疲弊しています。
コロナ騒動が収束しても、しばらくの間は仕事探しに苦労するかもしれませんので、勢いで辞めてしまわず、まずは冷静に考えるように心がけましょう。
「そろそろ転職しようかな…」
「いつかは転職したい…」
そう思っていても、今の仕事が忙しくて休日はクタクタ…。
「転職したくても疲れきっていて気力がない…」という人はいませんか?
「転職活動が大仕事」という人はぜひ”転職エージェント”を上手に活用しましょう。
転職エージェントはあなたが”天職”に就くためのマッチングのプロです。
どんなに疲れていてもエージェントはあなたにあった仕事を見つけてくれますので、転職活動が大仕事になっている人は転職エージェントを活用して転職を成功させましょう。
転職エージェントを初めて利用する人はなにかと不安も多いかもしれませんが、ぜひ当サイトの記事を参考に転職を成功させてください。
当サイトでおすすめしている転職エージェントも下の記事で紹介しています。
こちらは多くの求職者に人気の大手の転職エージェントですので、初めて転職する方向けとなっています。