目次
歯科衛生士とはどんな仕事なのか?
歯科衛生士は歯科医院にて医師のあらゆるサポートを行うスタッフとなっています。
まず大きな仕事は歯科診療補助です。
診療器具の用意や滅菌作業、レントゲン撮影補助や歯の型取りといった多くの補助作業を行います。
歯科衛生士は医師の他に患者さんの口に触れる事が出来る仕事となっています。
次に歯科予防処置があります。
歯科予防処置は歯を虫歯や歯周病にならない様に行う処置です。日常的な歯ブラシでは落とす事が出来ない汚れや歯石を専用の器具にて除去し、フッ素処置を行う仕事となっています。
次に歯科保健指導です。
歯科保健指導は家庭において歯磨きを行う際の力の加減や歯ブラシの角度の指導を行い、正しく歯の健康を維持出来る様に指導を行います。
多くは来院した患者さんに行いますが、学校や介護施設等においての指導も重要な仕事となります。
歯科衛生士の平均的な給料は?年収は?
歯科衛生士の年収は各都道府県やキャリアによって事なります。
まず歯科衛生士として働き始めた新人の場合の年収は300万円程となっています。
患者さんの口の中に触れたり、専用の器具にて処置のサポートを行う為、少しのミスが大事故やケガに発展する事もある為、決して高い年収とは言えません。
しかし歯科助手としての知識や経験・技術を身に着けキャリアを重ねていけば年収もアップしてくる為、20年~30年のキャリアがある歯科衛生士の年収は500万円程となっており、自身の頑張りによって高い年収を得る事も可能となってきます。
またどの歯科医院においても、賞与の支給や休日がしっっかりと取得できるとあり、家庭を抱えている方でも高収入を得る事が出来る仕事となっています。
歯科衛生士は結婚されている女性にとっても働きやすい環境にあり、歯科衛生士の資格があると育休後も仕事を見つけやすい職業と言えます。
歯科衛生士のやりがいや大変な部分とは?
歯科衛生士には口腔内における予防や処置に関する知識は勿論、技術を磨かなければ患者さんの口に傷を付けてしまう可能性もあり、常に精神を集中させて仕事に取り組まなけらばならない仕事となっており時には緊張感を伴う仕事です。
また、歯並びや症状は患者さんによって異なってくる為、経験が求められる仕事となっています。
しかし歯科衛生士は虫歯を始め、口腔内における症状の緩和や予防方法を行う仕事となっており、患者さんからの感謝も多い仕事となっています。
歯の健康を保つ事によって、食事も普通に摂る事が出来、非常に大切な事となります。
そんな歯の健康維持に関する事に直接関わっている歯科衛生士は多くの患者さんから「ありがとう」と伝えてもらえる事が、大きなやりがいとなっています。
歯科衛生士になる為に資格は必要?
歯科衛生士になる為には高校卒業後に歯科衛生士の養成コースが設置されている専門学校や短期大学、大学へ入学し3年以上掛けて必要な知識や技術を学ばなければなりません。
しかしこの養成コースで学ぶ事によって歯科衛生士になれる訳ではありません。
歯科衛生士は国家資格となっており、大学や専門学校などで学ぶ事で受験資格を得る事が出来ます。
受験内容には歯科診療補助や保健指導、口腔衛生学や歯科予防処置といった歯科衛生士に必要な全てが出題される為、難易度が高いものとなっていますが、大学や専門学校などでしっかりと知識や技術を身に付ける事ができるので90%以上の合格率となっています。
高い合格率となっていますが、しっかりと学ぶ事で合格出来る資格となっているのです。
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