就職や転職活動で語学の資格があると就職先の幅が広がります。
日本では語学の資格といえばまっさきに英語が出てくると思いますが、これから語学の資格を取得するのであれば中国語の資格もおすすめです。
・これから語学系の勉強をしようとしている方。
・転職活動で中国語の資格を活かしたい方
向けの内容となっています。
目次
中国語の資格を取得したほうがいい3つの理由
これから語学を勉強しようとしている方、グローバルに仕事がしたい方におすすめするのが”中国語”です。
世界の共通言語といえば英語ですが、これからの時代は英語よりも先に中国語の資格を取得しておいたほうが就職や転職に有利になります。
中国語の資格が就職や転職に有利になる3つの理由について説明します。
1、中国人は日本に来る観光客の第2位。
ニュースやワイドショーで「爆買い」と言う言葉を聞いたことがあると思います。
この爆買いという言葉がうまれたのは中国の観光客の増加が理由です。
2010年、中国のGDPはアメリカに次いで世界第2位の経済大国に成長し、今や日本よりも経済的に豊かになっていると言っても過言ではありません。
それに加え2017年に特定の国に対し”ビザ緩和”を行なっています。
もちろん中国もビザ緩和の対象国となりました。
また円安の影響もあり、2017年以降中国の来日観光者数が劇的に増加しています。
2019年2月のデータでは中国からの観光者数は月間723,600人。
韓国の次に訪日観光客数が多いのです。
中国の経済成長の勢いが衰えたといわれてますが、今後日本は中国人観光客をターゲットにしたマーケットを展開していくことになるのは必然でしょう。
2、中国企業の海外進出が活発化している。
中国の企業は国内だけで市場を拡大しているわけてはありません。
中国の経済発展に伴い、中国のIT企業を中心に世界に進出しています。
他国の企業の買収も活発になっています。
2011年にはハイアールが三洋電機を買収した事例があり、今後も中国の海外進出が加速し、外資系企業も中国の企業が増えることは間違いないでしょう。
3、中国語を話せる日本人が圧倒的に少ない。
日本の教育では第二言語として英語を学ぶ機会があります。
義務教育や高校の授業で英語は必須科目となっていますが中国語は必須ではありませんので日本人で中国語が話せる割合は圧倒的に少ないのです。
つまりアメリカ系企業の就職に比べ中国系の企業への就職は競争相手が少ないブルーオーシャンといえるでしょう。
外資系などグローバルな就職、転職を狙うのであれば中国語の資格を取っておくと他者との差別化が狙えると考えられますね。
中国語の資格の種類
日本で取得できる中国語の資格にはいくつか種類があり、就職や転職に強い資格などもありますので、まずはどんな資格があるのかを理解しておきましょう。
1、中国語検定(中検)
一般財団法人日本中国語検定協会主催の中国語の資格認定試験が中国語検定試験(中検)です。
日本で最も有名な中国語の資格試験になり、日本で中国の資格といえばまず間違いなく中国語検定の事を指します。
【英語の資格といえばTOEIC。中国語の資格といえば中検】
といったイメージです。
級は1級、準1級、2級、3級、4級、準4級の6段階あり、受験料は3,000円〜8,700円です。
準1級からは筆記とリスニングに加えて面接試験も追加されます。
中国語検定の資格を持っていると就職や転職の際に役立つことは間違いありませんので、中国語の資格を取るなら中国語検定一択といってもいいでしょう。
2、漢語水平考試(HSK)
漢語水平考試は通称”HSK”と呼ばれています。
HSKは母国語が中国語以外の方の中国語の能力を測るために使われている国際的な資格で、中国政府が公認しています。
HSKの受験会場は114の国と地域で行われ、875ヶ所以上の会場があり、中国語資格の国際基準といった位置付けなので、HSK 資格を取得していれば世界中で通用します。
筆記試験の級は1級・2級・3級・4級・5級・6級の6段階ありますが、ここで注意したいのは、中検とは違い”6級が一番難しい級”という点です。
また試験内容も筆記試験と口頭試験が別となっていて、口頭試験は初級・中級・高級の3段階あり、難易度はそれぞれ初級が筆記1~2級、中級が3~4級、高級が5~6級にあたります。
受験料は筆記試験が3,672円~9,504円、口答試験が4,752円~7,344円です。
3、華語文能力測験(TOCFL)
華語文能力測検は通称”TOCFL”と呼ばれて、「TOEICの中国語版?」と思われるかと思いますが、全然違います。
TOCFLは台湾の国家中国語能力試験推進委員会が主催している中国語検定試験で台湾国内で中国語能力の証明として利用されています。
台湾限定の資格といっても過言ではなく、世界や日本ではあまり評価されない可能性があります。
また、中国語と台湾で使われる中国語は若干違うのでTOCFLの資格があれば中国でも大丈夫という保証にはならないでしょう。
台湾限定なので受験は台湾で実施しており、受験料は1,200元〜1600元です。
4、ビジネス中国語検定(BCT)
ビジネス中国語検定は通称”BCT”と呼ばれ、HSKと同じく中国政府公認の試験となっています。
主に中国語のコミュニケーション能力を測定する試験となっていて、BCTも世界中でおこおなわれていますが、HSKよりも知名度は低いのでHSKを受験した方がはるかに役に立ちます。
5、中国語コミュニケーション能力検定(TECC)
中国語コミュニケーション能力検定。通称”TECC”。
中国語コミュニケーション能力検定(TECC:Test of Communicative Chinese)は、その名が示すとおり、中国語によるコミュニケーション能力を測定する検定です。
断片的な知識や高度に専門的な内容ではなく、実際にコミュニケーションする際の中国語運用能力を正確に測定するため、出題内容も日常生活やビジネスシーンでよく使われる中国語を素材として厳選しています。
しかも、その評価方法として、日本で初めて1000点満点の「スコア表示方式」を採用。きめ細かく能力を測定できるため、何度でも受験でき、学習の目標やペースメーカーとして活用できます。
引用:http://www.tecc.jpn.com/about/index.html
一般財団法人中国ビジネス交流協会主催となっていますがマイナーなのであまり知られていません。
マイナーな中国語資格を取るのであれば有名な中検やHSKをとった方がいいでしょう。
転職に有利になる中国語の資格はどれ?
中国語の資格を転職に活かすのであれば、日本では中国語検定試験(中検)がおすすめです。
中検は日本で一番メジャーな中国語の資格になりますので、中検の資格があれば日本国内の転職に有利になるでしょう。
中国語がより重要視される業種に就職、転職を考えているのであれば漢語水平考試(HSK)の資格があると外資系の就職や転職に役立ってくれることは間違いありません。
これからの日本はますます中国語が話せる人が活躍できる機会が増えると考えられていますので、中国語の資格取得について前向きに検討するのがいいでしょう。
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