転職活動の合同企業説明会に行く意味。求職者と企業のメリット総まとめ

転職活動をしている人の中に「転職活動で合同企業説明会には行っても意味がない」という方がいますが、本当に意味がないのでしょうか。

私も年に何度か開催される転職者向けの合同企業説明会に企業側として参加したことがあります。

私の場合は中小企業の合同企業説明会でしたが、果たして本当に意味がないのでしょうか？

答えは「NO」です。

求職者も企業側も合同企業説明会に参加するメリットがあります。

今回は合同企業説明会のメリットについて企業側、求職者側それぞれのメリットについて説明していきます。

合同企業説明会【企業側のメリット】

転職者向けの合同企業説明会は主に各転職サービスを行っている企業が主催で開催されていることが多いです。

よく電車の中吊り広告で合同企業説明会の広告をみた事はありませんか？
おそらくマイナビやリクナビが主催の企業説明会が多いと思います。

この合同企業説明会は企業側にもメリットがあります。
まずは企業側が合同企業説明会に参加する３つのメリットを理解して転職活動に活かしてください。

【企業側の３つのメリット】

企業のPR活動が無料でできる。
基本的に転職サービス主催の合同企業説明会は企業側も無料で参加できます。
場合によっては地元のテレビの取材などもありますので、広告宣伝費をかけずに会社の名前や事業内容を知ってもらう絶好の機会でもあります。
事前審査がしやすい。
合同企業説明会によっては求職者の方は受付で基本情報（年齢や職歴など）を記入して、企業のブースに基本情報を渡して説明会に参加するパターンがあります。
企業側は説明会で求職者の一次情報をすでに得ているので、後日面接に来た場合、「どんな人だったか」「どんな職歴なのか」を面接前に把握することができるのです。
企業間のパイプ作り
同業他社の情報交換や横の繋がりを作る機会でもありますし、主催者とのパイプも作ることができます。
特に主催者とパイプができると、求職者に転職先を紹介する際、紹介されやすくなるというメリットがあります。

特にマイナビやリクナビは各地に拠点がありますので、地元の担当者と良い関係を作れると転職サービスの担当者が「あそこの会社は雰囲気がいいから求職者に紹介しやすい」となることがあるのです。

合同企業説明会は企業だけではなく求職者にもメリットはあります。

次は求職者側のメリットについて説明していきましょう。

【求職者側の３つのメリット】

企業に自分のアピールができる。
もしあなたが応募したい企業が合同企業説明会に参加していた場合、面接前にアピールする絶好の機会になります。
説明会では質問の時間もありますので、率先して質問するなど「企業に興味がある」というアピールをすることで企業側に良い印象を残すことができると面接の時に優位に働きます。
業務内容、企業理念、概要を直接聞ける。
企業の説明会は会社側から業務内容、企業理念、概要の説明がありその後に質問タイムという流れが一般的です。
興味がある会社でも、説明会で「なんか違うな」と思うこともあります。
説明会で違和感を感じれば応募も見送ることができますので、余計な労力をかけずに転職活動ができます。

規模の小さい合同企業説明会では、企業の担当者が参加者のことを覚えていることが多いので面接前にアピールするチャンスです。

良い印象を残せると採用の可能性が他者よりも高くなりますので求職者側のメリットも大きいのです。

結論から言いますと、どんな規模であれ「合同企業説明会に行った方が良い」というのが私の結論です。

ただし行かなくても良い合同企業説明会もありますので、このポイントをおさえて合同企業説明会に行く行かないの判断をするのが良いでしょう。

【行かなくても良い合同企業説明会】

参加している企業に魅力がない。
雰囲気だけ味わいたい場合は別ですが、応募する意思がない企業ばかりであれば参加するのは無意味に近いです。
転職サイトの常連企業が参加している。
転職サイトに毎回求人を出している企業やオープンオファーのメールがバンバン来る企業が多い合同企業説明会は無作為に人員確保している可能性がありますので、参加しても意味がないでしょう。
（どんな企業なのか興味があれば別ですが）

大手の転職サイトに登録すると合同企業説明会の日程など、いち早く情報を仕入れることができます。

今回紹介したメリットやポイントを参考に有意義な合同企業説明会にしてください。