あなたが働いている年間休日は何日でしょうか。
転職サイトで求人を見ていると”年間休日１２０日以上！”というように休みの多さをアピールする企業も少なくありません。
『休みの多い仕事に就きたい』
と思っていても、転職の理由がこんなことでは転職の理由にならないと思っていませんか？
実は休みが少なくて転職した人、休日のとり方に不満があって転職する人は実は多いのです。
あなたが『もっと休日が欲しい』と願っているのであれば、転職を視野に入れてみるのもありではないでしょうか。
目次
年間休日日数の平均は？
あなたが働いている会社の年間休日日数は何日ですか？
このページを読んでいる人は”もっと休みが欲しい”と思って転職先を探していると思うので、今よりも少ない場合は問題外になると思います。
サラリーマンの年間休日日数の平均は１２０日です。
これは完全週休２日に加えカレンダー通りの休みをとると年間１２０日の休日が取れます。
なので求人で”年間休日１２０日”をアピールしている企業は、実は平均的な年間休日日数なので、サラリーマンから見ればあたり前といえばあたり前なんです。
ですがこの”年間休日１２０日”が武器になる業種もあるので、誌面でアピールする事ができるのです。
その職種は飲食店やエステティシャン、美容師、ホテルスタッフ、コンビニ店員などですね。
これらの職種は年間休日は平均しても少ないのが現状です。
年間休日が少ないのは”１０５日以下”
年間休日日数が”１０５日”を下回っている場合は休みが少ないと言えます。
なぜ１０５日なのかと言うと、これは法定労働時間いっぱいで働いた場合には年間休日が１０５日になるからです。
法定労働時間は【１日８時間、週４０時間まで】と法律で決められています。
なので１日８時間労働として年間になおして換算すると２６０日になります。
つまり【３６５日ー２６０日＝１０５日】となります。
これを下回るのと会社はその分の賃金を支払う義務が発生します。いわゆる”時間外労働”ですね。
年間休日１０５日を下回っても違法ではありません
前述した年間休日の下限１０５日を下回っている求人もたくさんありますよね。
私の以前勤めていた小売店では年間休日７８日でした。
ですがこれは違法ではありません。
いわゆる”３６（サブロク）協定”といわれる協定です。
この協定を労使間で結ぶと「法定労働時間を超えた残業をある程度認める」ものになります。
（あくまでも”ある程度”です）
この協定を結んでいる事が多い業種は、サービス業、外食、小売などの”客商売”です。
これらの業種は”世間が休みの時が稼ぎ時”なので土日や大型連休、年末年始などは休めない場合がほとんどです。
これらの業種で休みの多い職場を求めるのであれば、じっくりと募集内容を確認する必要があるでしょう。
休みが多い業種は？
では、年間休日が多い業種にはどのようなものがあるのでしょうか。
年間休日はサラリーマンが多いように感じるでしょうが、実は他にも休みの多い業種はあります。
それは自動車やコンピューターなどの”製造業”です。
中には年間休日１３０日くらいの企業もあります。
但し製造業といっても、日用品や衣類、食品などの製造業は流通量が多く、２４時間稼働している工場もあるので、これらの工場の年間休日は平均的になる傾向があります。
まとめ：休日が多い企業で働きたいと思うのは転職には十分な理由。でも面接では理由にならない！
休日が多いとその分あなたの趣味やプライベートの時間が増えるので、その分あなた自身の働くためのモチベーションも高くなるでしょう。
あなたがもっと休日が多い会社へ転職したいと思うのは普通の事だと思いますし、それによってあなた自身のプラスになるのであれば前向きに転職を考えるべきです。
ですが、転職理由が『休日の多さ』だけでは企業側としては困ってしまいますので、面接時の志望動機としてもふさわしくありません。
本音の部分は休みの多さだったとしても、休みの多い企業は他にもたくさんあります。
その中で「なぜその会社を選んだのか？」という理由をしっかり考えておいて、面接に挑みましょう。
『休みが多いだけが志望動機なのか』と思わせてしまうようでは採用は無いと思っておいてください。
「そろそろ転職しようかな…」
「いつかは転職したい…」
そう思っていても、今の仕事が忙しくて休日はクタクタ…。
「転職したくても疲れきっていて気力がない…」という人はいませんか？
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