葬儀屋と聞いて思い出すのは本木雅弘さん主演の”おくりびと”ではないでしょうか。
人の”死”と常に向き合う”納棺師”の映画ですが、主人公が様々な”死”を通じて納棺師として悩み成長していく内容で、一時期話題にもなり、実際に納棺師がメディアで取り上げられたこともあります。
ですが葬儀業界の実際の仕事は一体どのような内容なのか。
”葬儀屋さん”の仕事について紹介します。
目次
葬儀屋とはどんな仕事なのか？
葬儀屋とは人が亡くなったときに、お通夜から葬儀までを行う仕事です。
その家族の自宅で行う場合もありますし、会場を提供して全て仕切ることもあります。
また、個人で経営している所もありますし、冠婚葬祭を全般やっている大きな会社もあります。
仕事の流れとしては、人が亡くなった時に連絡があり、そこから様々な手配をしていきます。
葬儀は突然に起こる場合がほとんどなので、24時間体制で連絡口を設けてそれに合わせて順序だてての手配が必要となります。
葬儀屋とは通夜、葬儀、火葬と、人が亡くなったときにする一連の流れを手配していき、故人を送るお手伝いをしていく仕事です。
故人の家族のサポートとして動くことが主な仕事内容になります。
葬儀屋の平均的な給料は？年収は？
一般的な葬儀屋の給料は、普通の会社員と同じくらいです。
葬儀業務がなければ事務作業をしたりと他の会社員とも変わらないですし、年収にしてだいたい500万円といったところです。
ただ葬儀屋にも、営業職といったものがある場合は、基本給プラス歩合のことが多いので、平均的な500万円よりも多くなることが多いでしょう。
経理・事務・営業まで細かく作業を分ける大きな会社であればその職により差がありますが、基本的には年収は一般の会社員と同じくらいです。
しかし個人経営の葬儀屋の場合は、完全に歩合となっている場合もあります。
その場合は売上にもよるので300～500万円となることが多いです。
営業や事務作業など、大きな葬儀屋と比べると細かく分けられていませんし、仕事がない場合は休日となることもあります。
葬儀屋のやりがいや大変な部分とは？
葬儀屋の仕事は大変です。
まず葬儀なので、決して楽しい内容の仕事ではありませんから、笑顔で楽しく仕事をこなすことはできません。
そして様々なことの中でも一番と言っても良いくらいに礼儀の必要な場面ですから、しっかりと礼儀作法についての勉強が必要となります。
他の仕事であれば許されるようなことでも、葬儀では許されないことになってしまうのも葬儀屋の特徴です。
しかし大変な分、やりがいも大きいです。
葬儀とは人が亡くなり、それを送るお手伝いをする仕事です。
故人との最後を迎える家族の方から、感謝の言葉をもらえることも多いです。
葬儀は決して楽しい場面ではありません。
しかし故人と最後の時を過ごす家族や友人からされる感謝は言葉では言い難いやりがいを感じることができます。
葬儀屋になる為に資格は必要？
葬儀屋になるためには特にこれといった資格は必要ありません。
バイトから正社員になったり派遣から正社員になる場合も多くあります。
他にも数は少ないですが専門学校もあるので、一から学びたいのであれば学校に通うこともできます。
その場合は葬儀だけでなく冠婚葬祭の全般を学ぶコースがほとんでです。
専門学校などに通った場合は、その後に就職の斡旋などもあるので、どうしても葬儀屋になりたい場合はその方が近道かもしれません。
就職率の高い専門学校もあるので、そういった学校を選ぶとスムーズです。
葬儀屋になるためには資格は必要ないですが「葬儀ディレクター」という資格もあります。
これは”葬儀全般の知識がある”という証明のようなものなので、この資格があれば採用される確率は高くなるでしょう。
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