転職活動をする際に心配になるのが『転職先はブラック企業じゃないのか？』という事ではないでしょうか。
今の環境に満足していないから転職を考えているのに、転職先がもっと劣悪な環境だったらと思うと、転職もままならないでしょう。
転職サイトに登録されている企業は大丈夫かというとそうでもありません。
転職サイトの求人の中にもブラック企業はたくさん存在します。
ブラック企業に転職して後悔しない為に転職サイトの求人ではどのような所に気をつければいいのでしょうか。
今回は”転職サイトの求人から見えてくるブラック企業の特徴”について紹介しますので、この特徴を参考に、ブラック企業の見極めの参考にして下さい。
目次
ブラック企業はどこにでも存在する
日本には大小合わせて420万社の企業が存在します。
そのうち99.7%にあたる419.8万社がいわゆる中小企業です。
日本のほとんどの企業が中小企業にあたるわけですが、ブラック企業は中小企業だけではありません。
ブラック企業が多いのは中小企業と言うイメージがあるかもしれませんが、これは単にチュ小企業の割合が極端に多い為であって、大手の企業もブラックな会社はいくらでも存在します。
例えば最近で言うと電通の社員の過労死自殺ですね。
株式会社電通とは。
日本最大手の広告代理店である。
最大手であるだけでなく、他の広告代理店を大きく引き離す売上を誇る。
広告業界では世界五大グループの1つに数えられる。
引用：Wikipedia
亡くなった電通女性社員の睡眠時間は2時間程度だったそうです。もちろん残業時間は過労死ラインを余裕で超えるほどの長時間の労働を強いられていました。
私の過去に勤務したパチンコ店も1日16時間勤務（もちろんサービス残業）が当たり前の時期がありました。
別の店舗で自殺者が出て初めて労基が動き、全店舗の労務管理の徹底と過去のサービス残業の支払命令が下され、これまでのサービス残業分を支払ってもらった経験があります。
このように大手企業だからといってブラック企業ではないと安心できないのです。
転職サイトにもブラック企業は存在する
大手の転職サイトへ登録する事の最大のメリットは求人数です。
常時数千社にものぼる全国の求人が掲載されています。
とはいえ大手の転職サイトだからといって全ての企業がホワイトというわけではありません。
掲載されている求人が多い分、それだけブラック企業も存在しているのです。
正直な所、掲載内容を見るだけではブラック企業かどうかの判断は難しいでしょう。
なぜなら転職サイトの運営者側としても、掲載している企業に一人でも多くの求職者が応募するよう望んでいるので、基本的に掲載内容にブラック企業と思われるような不利な契約内容は掲載しません。
求人サイト営業の方から聞いたブラック企業の特徴
管理人の私も、過去に求人サイトを利用して求人募集を行った事があり、いろんな営業マンの方とも何度も打合せをした事があります。
その中で特にお世話になった営業のSさん（女性）とは一緒に食事に行く仲だったのでいろんな話を聞かせてもらいました。
Sさんはアルバイトの求人はもちろん、正社員募集の営業も行っていたので、転職サイトの裏事情も聞いた事があります。
その中で”ブラック企業にありがちな求人の特徴”についてもこっそり教えてもらいましたのでいくつか紹介します。
いつも求人募集している企業
アルバイト求人や転職サイトに共通しているのが”求人募集頻度が極端に多い”場合です。
転職サイトを開くと常連のように毎回同じ企業が求人を募集している事があります。
Sさんが言うには
すぐ辞めてしまう原因としては労働時間が長いのに残業代が出ない”サービス残業”が常態化している企業が多い傾向にありますよ。』
『某大手建設会社の営業の求人はブラック企業の代名詞のようで、掲載期間は常に延長して、とにかく誰でもいいので採用しているそうです。』
この手の企業はとにかく人数を確保した上で過酷なノルマを課してふるいにかけるようなブラックな働き方が多く、従業員を使い捨てのモノのように扱う職場が多い傾向にあります。
【来る者拒まず 去る者追わず】
この考えが横行している企業ほど常時求人を募集し続けなければなりません。
初任給が他と比べて極端に高い
との事。
初任給が異常に高い求人は入社してから『こんなはずじゃなかった』と後悔する人が多いそうです。
初任給が高い理由には
- みなし残業
- 諸経費込
といったからくりが潜んでいることがあるそうです。
Sさんも『これって高給をエサにしたツリ広告じゃないのかなぁ』と思う事もあるそうですが、とはいえSさんにとっては大事なお客様なので口は出せないそうです。
インセンティブ次第で月給○○万円
インセンティブを極端に押し出した求人も気をつけた方がいいです。
【入社１年目でインセンティブ５０万円！】
【入社３年目インセンティブ１００万円！】
といった内容を全面に押し出した企業もあります。
この手の企業の多くは『頑張ったら頑張った分だけ』というおいしい言葉が目立ちますが、実際にはそんな企業はありません。
実情は達成困難な高いノルマに加え、長時間労働、休みなしといった企業が多いといわれています。
”頑張ったら頑張った分”というのは、単にどれだけ契約が取れるかという事です。
ブラック企業に転職して後悔しない為にするべき事
転職サイトを使って転職先を探すのは今や当たり前となっています。
転職サイトも無数にありますが、大手のサイトだからといって安心してはいけません。
どんなに大手の転職サイトでも必ずブラック企業は存在します。
転職サイトや求人サイトは基本的に利用者が無料で利用できますので、サイトを運営するには企業の掲載料が主な収入源になりますので、クライアントがブラック企業かどうかは気にしません。
ブラック企業でも掲載料さえ支払えば他の企業と同じく掲載するのです。
ブラック企業に転職しない為には自身で調べて判断するしかありません。
なので今回紹介した転職サイトから見るブラック企業の特徴を参考にして、ネットで起業の口コミや評判などで深追いして調べていく事をおすすめします。
今回はブラック企業の事ばかり紹介していましたが、転職サイトに掲載している求人は決してブラック企業だけではありません。
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