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理学療法士とはどんな仕事なのか？
理学療法士とは、病気やケガで体に障害を負った人にリハビリテーションを行い、もとの生活に戻れるように身体機能の回復を助ける仕事です。
リハビリテーションルームのある病院には必ず常駐して、リハビリの補助やアドバイスを行ってくれます。
理学療法士の主な仕事ととしては、交通事故や転倒により骨折してしまったり、血管の障害により脳に異常をきたし、立ったり座ったり、また上手く歩けなくなってしまった人に対して治療を行います。
また、理学療法士が常駐している病院などは長期の入院によって身体機能が低下した入院患者の運動機能を回復するために病室に足を運び、運動のサポートをする事もあります。
また、スポーツの分野ではスポーツ選手のパフォーマンスを維持するトレーニング指導をしたり、小児の分野では障害を持った子供に対してリハビリテーションを行います。
働く場所は主に病院クリニック、高齢者が機能回復を図るために介護保険を利用して参加できるデイサービスやデイケア、またはスポーツチームや、小児に特化した病院で活躍することができます。
理学療法士の平均的な給料は？年収は？
病院のリハビリテーション科で働く場合平均年収は400万～500万前後です。
新年度の給料が大学生の会社勤めよりも高いので収入が高い印象がありますが、経験年数を重ねても昇格しない限り収入がそれ程上がらないという欠点もあります。
また、クリニックで働くと病院よりも収入が高い傾向があります。
スポーツチームでは個人の技術力にもよりますが、需要が低い上、収入も少ないのが事実です。
最近では予防医学にも着目されてきており、理学療法士が活躍できる場がどんどん場面は増えてきています。
世の中から病気にならない人がいなくならない限り、仕事を失うことがないので安心の職業ですが【収入面では安定しているけど平均的】というところが現状です。
理学療法士のやりがいや大変な部分とは？
病院では多くの人がケガや病気で困った状態で来るので「人助け」という仕事だと実感しやすい仕事内容です。
そういう点では、困っている人を助けるのが好きだという人には向いている職業です。
リハビリテーションを通して携わった人の人生をも支える仕事なので、責任は重大ですがやりがいは他のどの職業にも負けないぐらい感じられるはずです。
関わった人の「ありがとう」という言葉が毎日の仕事の原動力になります。
大変な部分は、理学療法士は生涯学習が必要だと言われているように、医療は日々進歩しているので、知識や技術の習得は学校卒業後もずっと必要になってきます。
学会や勉強会の参加で休みの日を一日あてる必要があるときもあります。
理学療法士になる為に資格は必要？
理学療法士になるためには、専門学校なら3年、大学なら4年を卒業してから、国家資格に合格する必要があります。
合格率は70パーセントから80パーセントと比較的高いので、学校の卒業まで授業と実習に付いて行くことが出来ればそれほど難しい試験ではないです。
大変なのは実習で、どの学校でも必ず必要なカリキュラムの一環です。
最終学年の1年間はほぼ実習に費やされます。
実際の病院や介護保険施設に行って知識や技術を学びますが、優しさ故に厳しい施設が多く、レポート作成と次の日のプレッシャーに板挟みされます。
卒業後は一人前として扱われすぐに患者を任されるので、この実習でいかにスキルをつけれるかが、理学療法士としての成功の最初のステップです。
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