仕事が辛いと感じる事は誰にでもあります。
ですが転職を考えるくらい仕事が辛いと感じるのはよほどの事だと思います。
『毎日会社に行くのが辛い』
『仕事が辛い』
という言葉が出てしまうにはいくつか原因が考えられますので、今回は”仕事が辛いと感じる原因と対処法”についての話です。
私自身も仕事が辛いと感じた事がありますし、同じ悩みを持っている後輩を何人も見てきました。
そんな時上司や先輩からもらったアドバイスを紹介しますので、あなたの辛い状況に当てはめながら読み進めてください。
目次
ストレスとは?
仕事が辛いと感じるのは簡単に言えばストレスが全ての源になるでしょう。
ではストレスとは一体なんなのでしょう。
医学用語として,「種々の外部刺激が負担として働くとき,心身に生ずる機能変化.ストレスの原因となる要素(ストレッサー)は寒暑・騒音・化学物質など物理化学的なもの,飢餓・感染・過労・睡眠不足など生物学的なもの,精神緊張・不安・恐怖・興奮など社会的なものなど多様である.」と説明されている.さらに「俗に,精神的緊張をいう.ストレスがたまる」という説明もあります。
※ 引用:岩波書店 広辞苑 第五版”
私たちが普段仕事で感じるストレスとは”精神緊張・不安・恐怖・興奮”が中心になリます。
また、工学でもストレスという言葉を使います。
これは”外的に何らかの力(応力)が物体にかかる場合です。
例えばコンクリートの強度実験では圧縮ストレスをコンクリートにかけてどれくらいの力で破砕するかを実験する事もあります。
ようするに、仕事で何らかの精神的な応力(前述の緊張・不安・恐怖・興奮など)がかかると、人は『ストレスを感じる』瞬間なのです。
これが短時間で解消できればいいのですが、長時間や断続的にストレスを受けると『仕事が辛い』状態に陥ってしまうのです。
ストレスの感じ方は人それぞれ。
同じストレスでも『怒られちった(;^ω^)』と感じる人もいれば『人生オワタ(@_@)』と感じる人もいます。
(年配の上司はこの辺を理解していない人が多いと思いますねw)
よくある”仕事が辛い”と感じる時と対処法
仕事で感じるストレスは精神的に受けるという事はわかりましたね。
では、今度は職場でよくある”仕事が辛い”と感じる瞬間について対処法をそれぞれ紹介します。
1、仕事量が極端に多い時
毎日仕事に追われて残業続きの日々を過ごしていませんか?
職種によっては時期的に忙しくなる時期があったりもしますが、慢性的な業務過多に陥っている方もいると思います。
ゴールの見えない激務が続くと、睡眠不足や疲労から集中力が下がり作業効率は一気に下がってしまいます。そして精神的にも疲弊してしまい『仕事が辛い』『もう辞めたい』といったマイナスな感情が強く出る思考に切り替わってしまいます。
仕事量が多い時の対処法
ハッキリ言ってこれは仕事の振り方に大きな問題があるか、あなたが仕事を依頼しやすい人なのかもしれません。
業務分担をきちんとできないと、誰か一人に仕事が集中してしまいます。
とはいえ新人や新入社員の場合、ハッキリと断ることもできないと思いますので、この場合は上司に相談する事にしましょう。
仮に新しい業務があなたにしかできないのであれば引き受けるしかないのですが、他に抱えている業務を明確にして、それぞれの業務の優先順位を上司と打ち合わせる事です。
ここで上司と打ち合わせるポイントは
- あなたが抱えている業務(タスク)
- 今抱えている業務の進捗(進み具合)の報告
- 今受け持っているそれぞれの業務の締切
- 依頼された業務の締切
これらを上司とすり合わせると良いでしょう。
依頼された業務が他の人でも可能であれば、他の人に依頼する判断も上司ができますし、あなたしかできない依頼であれば、新しい依頼の締切を確認して優先順位を決める事も可能です。
ますは【受け持っている業務をこなせないほど同時進行しないようなスケジュールを作る】ように心がけるとあなた自身が楽になります。
【上手に断ることも仕事がうまい人】なんですよ(笑)
2、自分の時間(プライベートタイム)が少ない時
【ワーク・ライフ・バランス】という言葉を聞いたことはありますか?
”誰もがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たす一方で、子育て・介護の時間や、家庭、地域、自己啓発等にかかる個人の時間を持てる健康で豊かな生活ができるよう、今こそ、社会全体で仕事と生活の双方の調和の実現を希求していかなければならない。
※引用:内閣府HP
つまり仕事とプライベートのバランスを取って、業務の効率化、人生の充足度を高めようというのが目的といわれています。
ですがこのワークライフバランスは大手の企業であれば実践している会社もありますが、中小企業は実践できないのが現実です。
残業続きで家と会社の往復だけ。
休日出勤しないと仕事が終わらないという方もいます。
そうなると必然的に自分の時間がほとんどないのでストレスが溜まり『仕事が辛い』という事になってしまいます。
前述の”仕事量が多い”場合は”自分の時間がなくなる事”とセットで更に『仕事が辛い』という感情を加速させてしまいます。
自分の時間が少ない時の対処法
自分の時間がないと感じている場合の対処法は【仕事とプライベートを明確に分ける事】です。
残業は仕方ないと考えているのであれば、”残業は2時間”と設定し、その時間内で必ず終了させたり、毎週〇曜日はノー残業の日にするなどといった対処法もあります。
中小企業でも”残業時間の削減”や”ノー残業デー”などの取り組みを行っている所も最近では徐々に増えてきました。
また、休日は趣味にあてる時間としてしっかり確保する努力も必要ですし、どうしても休日出勤しなければ回らないのであれば”月に2日間”といったように自分でルールを作る事をおすすめします。
この、仕事とプライベートを明確に分けておかないと、会社によっては残業や休日出勤が慢性化する恐れもあるので、あなた自身が損をする事になってしまいます。
3、理不尽な事で怒られる
社会人にもなると理不尽な事で怒られるということもしばしばあります。
接客業や小売店ではお客が理不尽なクレームを付けてきたり、社内では上司から怒られてみたり・・・。
一番納得がいかないのが”上司の機嫌が悪くて突然怒られる”場合。
例えば、以前の失敗やミスを今になって指摘したり、他の人のミスを”連帯責任”として怒ってきたりです。

これは明らかに上司のストレス発散、怒りの矛先として怒られるので、部下としてはたまったもんではありません。
上司によっては頻繁に着火しやすい人もいるので、そんな職場にいたら毎日爆弾を抱えて仕事をしているのと同じなので『仕事(に行くのが)辛い』となってしまう人もいるでしょう。
理不尽に怒られた時の対処法
理不尽な事で怒られたらひとまず謝罪しておく事がベストです。
ここで反論しては火に油を注ぐようなもの。
理不尽な上司や先輩が社内にいる場合、あなたが大人の対応をする事である程度損害は抑えられます。
燃えさかる炎をいかに上手に消火するか。ストレスを軽減する対処法を覚えておきましょう。

まずは謝罪をして相手を気持ちよくさせてあげるようにしましょう。
例えば『今回の件は自分の未熟(力不足)さが原因です。もしよろしければ今後同じミスをしないためにもご指導頂けないでしょうか』といったように、【あなたはは悪くないのであなたのノウハウを教えてください】といったスタンスで対応すれば相手も嫌な気はしないでしょう。
基本的に人間は”教える事に優位性を感じる”生き物なんです。
それでも理不尽に耐えられない場合は更に上の上司に相談するのもいいでしょう。
理不尽過ぎる場合はパワハラの可能性も含んでいます。
ですがあなた一人で抱えていてはあなたが爆発してしまいますので、上司に”相談という形で報告する”事も有効な事があります。
特に理不尽な上司で同僚や他の人も迷惑しているのであれば効果的ともいえます。
もし、相談できる上司がいない環境であれば、無料の法律相談や労働基準監督署に相談する事もできます。
もしかすると同僚や他の先輩からのサポートやアドバイスがあるかもしれません。
まずは【泣き寝入りする前に相談する】事が大切です。
すぐに実践できるストレス解消法
毎日ストレスにさらされていると思いますが、ストレスは溜め込まないのが一番です。
その瞬間のストレスをその場である程度解消できる方法を紹介します。
- 足の指に力を入れる
上司に怒られたりした時やお客のクレームを受けている時に表情に出してしまうと更に悪化する事になります。
あなたの怒りを消化するにはわかりにくい部分に力を入れてしのぐ事をおすすめします。
特に足の指にこれでもかというくらい力を入れて怒りの逃げ場を作ると、気持ちが少しスッキリしますのでぜひ試してみてください。 - 定期的に席を離れる(トイレに行く)
長時間絶え間ないストレスを受ける場合に有効です。
例えば、常に慌ただしく時間に追われているような方にオススメです。1時間に1回くらいのペースで席を離れると意外とリラックスできます。
『そんな余裕すらないよ!』という方はトイレに行くと良いでしょう。
どんな人でも生理的欲求はありますので、トイレに行くふりをして席を離れるのは有効でしょう。
それでも仕事が辛い時は?
あなたが今いる環境でできる限りの対策を行ったにもかかわらず、あなたの辛い気持ちが変わらないのであれば、やはり転職を考えるべきかもしれません。
特に怒りっぽい上司がいる職場は毎日が緊張の連続ですよね。
いつ爆発するかわからない上司と同じ空間は心が休まりませんし仕事にも集中できません。
仕事が辛いと思っても今すぐに会社を辞めることは難しいと思うので、限られた時間を有効に活用して転職先を探すことがあなたにとってベストなのかもしれませんね。
今いる環境よりもっといい会社はたくさんあります。
じっくり考えてあなたに合った会社を見つけましょう。
「そろそろ転職しようかな…」
「いつかは転職したい…」
そう思っていても、今の仕事が忙しくて休日はクタクタ…。
「転職したくても疲れきっていて気力がない…」という人はいませんか?
「転職活動が大仕事」という人はぜひ”転職エージェント”を上手に活用しましょう。
転職エージェントはあなたが”天職”に就くためのマッチングのプロです。
どんなに疲れていてもエージェントはあなたにあった仕事を見つけてくれますので、転職活動が大仕事になっている人は転職エージェントを活用して転職を成功させましょう。
転職エージェントを初めて利用する人はなにかと不安も多いかもしれませんが、ぜひ当サイトの記事を参考に転職を成功させてください。
当サイトでおすすめしている転職エージェントも下の記事で紹介しています。
こちらは多くの求職者に人気の大手の転職エージェントですので、初めて転職する方向けとなっています。
